プレゼントには、選んだしなものそれぞれに意味があると言われています。例えば、ホワイトデーのお返しのお菓子それぞれの意味など、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?
もちろんワインにもかくれた意味があります。相手に気持ちをより伝えるためにも、意味を念頭に置いてワインを選んでみませんか?
ワインというプレゼントに込められた意味
まずは、ワインという品物にはどんな意味が込められているのでしょうか。
仲良くなりたい
ワインだけでなく、お酒のプレゼントには「あなたともっと仲良くなりたい」「距離を縮めたい」という意味が隠されています。
お酒によって適度に緊張がほぐれ、仲良くなった経験は多くの方があるのではないでしょうか?
ワインを贈ることで後日一緒に飲むきっかけや会話のきっかけになるかもしれません。
祝福や労い
ワインのプレゼントには「祝福」や「労い」の意味もあります。「祝杯」という言葉があるように、お酒はおめでたいシーンには欠かせないものです。お祝いの気持ちや労いの意味を込めて、ワインをプレゼントするのもおすすめです。
お祝いごとには縁起の良い「紅白」をイメージして、赤ワインと白ワインのセットを贈るのもよいでしょう。
また、区切りのタイミングでの労いだけでなく、日ごろの感謝の意味合いでカジュアルにワインを贈るのもとてもスマートです。
「祝福・門出」にまつわるワイン

以前、ワインの名前の成り立ちのお話をした際に、エチケットはそのワインの情報とキャッチコピーから成り立つことが多いというお話をしました。そのキャッチコピーですが、素敵な意味のものがたくさんあります。その言葉の意味をもとに、贈るワインを選ぶのも相手に想いを伝える方法のひとつです。
スパークリングワイン
ワインの名前の前に、スパークリングワインの意味をお伝えします。
乾杯などでよく使われるスパークリングワインは「門出のワイン」とも呼ばれています。幸せを象徴するワインとも言われており、結婚や出産のお祝い、新たな旅立ちを祝う意味を込めて、就職や卒業祝いなどにも贈られます。
グラスに注ぐと泡が立ち続ける様子が、「絶えない幸せ」「祝福の拍手」「天使の拍手」に例えられているところから、祝福や門出といったお祝いのお酒と言われるようになったそうです。
アタ・ランギ ピノ・ノワール
ニュージーランドのロマネ・コンティとも呼ばれるワインです。
「アタ・ランギ」とはマオリの言葉で「新しい始まり」「夜明けの空」という意味です。新しい人生の始まりや門出にピッタリのワインですね。就職祝い、退職祝い、結婚祝い、開業祝いなど、お祝いごとならなににでも使えるワインです。
ニュージーランドは南半球の南方に位置し、冷涼な気候です。この気候がピノ・ノワールの栽培に適しており、世界中を虜にする華やかなワインが造られます。
1万円弱で購入できるニュージーランドのプレミアムワインです。
ワインが好きな方には定番のブルゴーニュのピノ・ノワールからあえてはずしてニュージーランドを選ぶのは、渡す人のセンスが見え隠れします。
どんなお祝いにも万能なワインはいかがでしょうか。
クレマン・ダルザス・ブリュット・キュヴェ・マネキネコ
左手をあげた猫がかわいらしいエチケットのワインです。マネキネコ(招き猫)とは、縁起がいいおくりものとして開業祝いに打って付けですね!
招き猫といえば日本のワインなのかと思いますが、フランスのワインです。これは、オーナーの弟さんが日本に住んでいて訪ねて来日された際、おみやげ屋さんでみて招き猫からインスピレーションを得たそうです。
また、このワインの産地はカッツェンタル(猫峡谷)と呼ばれる土地で、もっとこの地方をアピールしようということでリリースされたカッツ(CATS)シーリーズの中のワインです。ほかにも猫の絵柄のエチケットのワインがあるので、猫好きの方にも喜ばれるワインです。
フロッグス・リープ ナパ・ヴァレー
飛び跳ねるカエルのラベルが印象的なワインです。
こちらは就職や開業祝いにぴったりで、「利益よりもビジネスそのものを楽しもう!」という素敵なメッセージが込められています。
これにはワインを知らない学生だったジョン・ウィリアムスがブドウ栽培と醸造を勉強し、自ら土地を探してワイナリーを育て上げた背景があります。
ジョンはワイン造りをビジネスと捉えておらず、人生の楽しい表現の1つとして考えていました。規模や利益の拡大よりもいいワインをつくり、そのワインを通して自分とお客さんが楽しむことを第一として取り組んできました。
当時は珍しかった有機栽培のブドウからできたワインは、いまでは多くのワイン好きに愛されています。
利益の追求よりも、自分自身が楽しむこと、そしてお客さんが喜んでくれるものを追及することが結果的に利益につながるんですね。
「愛」にまつわるワイン

お祝い以外にも、愛にまつわる素敵な名前のワインも数多くあります。チョコレートとの相性がバツグンなため、バレンタインデーに一緒に贈るのも素敵です。
シャトー・アムール
愛を深めたいなら、フランス語で「愛=アムール」という名前のド直球ワインがピッタリです。コルクにもハートの絵が描かれていています。味わいも優しくピュアな果実味が感じられるまさに「愛」を味で表したようなワインです。
タンニンも柔らかく、酸味も穏やかなフルーティーな赤ワインです。
2009年にメドックの歴史あるシャトー「ラ・グラーヴ」が改名して生まれた新しいシャトーです。
3,000円弱とお手軽なお値段で購入できるので、かしこまらずに気軽に愛を伝えてみては?
サン・タムール
フランスのボージョレ地方に伝わる聖アムールの伝説から生まれた「聖なる愛」のワインです。
サン・タムールというのは、このワインが生まれた村の名前です。聖アムールの伝説とは、この村で語り継がれている素敵な伝説のことです。
昔、ローマ軍の兵士だったサン・タムール氏は、フランス侵略の際ブルゴーニュのある村の娘と恋に落ち、キリスト教へと改宗します。
そしてこの村に残り、他教徒からの迫害を防いだのでした。その聖なる功績が時の法王に伝わりこの村を「聖なる愛の村(フランス語でサン・タムール)」と呼ぶようになりました。
この地で誓いあった2人は来世で再び巡り合えるという愛の伝説となっています。
チェリーやラズベリーを想わせる香りと果実味に飛んだ豊かで魅力的な味わいは、まさに愛の味かもしれません。
カロン・セギュール
ハートのエチケットとチョコレートのような香りからバレンタインの定番ワインとも呼ばれています。
五大シャトーの一角であるラフィットやラトゥールを所有していたニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール侯爵が「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」と、その思いをハートのラベルに込めたと言われています。最高級ワインよりもカロン・セギュールに惹かれているという内容から、「なによりもあなたを愛してる」という意味になるのだとか。勝負のタイミングで選びたくなるワインですね!
まだまだたくさん素敵な意味が込められているワインはあります。プレゼントをする目的に合わせて、探してみてはいかがでしょうか。新しいワインのとの出会いを楽しんでくださいね!