ワインが飲みきれず残ってしまった!ワインに賞味期限はないと言うけれど、のんでいいのかわからないときってありませんか?未開封だったのになぜかちょっと変なにおいがするなんてことも。せっかくのいただきもののワインだったり、特別にごほうびで買ったいいワインだったりするとそのまま捨てるのはもったいないですよね。そんなときの飲む・飲まないの判断方法や、そのまま飲むにはちょっと…というときの活用方法をご紹介します!
「飲める」・「飲めない」どうやって判断する?
まず、ワインに賞味期限はありません。ワインセラーのように湿度や温度など整った条件下であれば、何十年先まで熟成させてからいただく場合もあります。ですが、すべてのワインがいつまでも飲めるのかというとそうではありません。種類によって飲み頃の時期は異なるため、タイミングの見極めがおいしくいただくためのコツとなります。
では、どうやって「飲める」「飲めない」を判断したらいいのでしょうか?
匂いを嗅ぐ
判断するには、匂いを嗅いで実際に味わってみるのが一番です。ワインからカビのような臭いがいしたらそのままおいしくいただくのは難しいでしょう。
カビ臭がするのに飲んで大丈夫!?と心配される方もいらっしゃるかとは思いますが、からだに害はないのでご安心ください!
これはブショネと呼ばれるコルク臭で、コルクそのものの臭いではなく、コルク栓を使用したワインのみに発生する臭いのことをいいます。ブショネはバクテリアに汚染されたコルクのことで、コルクワインの生産量のうち、5%前後はブショネが発生しているといわれています。これはワインの種類に関係なく、一定数発生してしまうと言われています。原因としては、コルク栓を作る際に塩素による殺菌と漂白をするのですが、この時にごくまれに生成される化合物のTCA(トリクロロアニソール)によるものと言われています。
ワインそのものには問題はないため、味わって確認する際もご安心くださいね!
ブショネが発生したワインを飲んでもからだに害はありませんが、かなり微量であってもコルクに付着してしまうと、ワインの香りに悪影響を与えてしまいます。
また、ブショネはTCAの影響を受けたワインのみに発生するため、同時期に作られた同じワインでも発生しない場合もたくさんあります。
残念なことに、ブショネの発生を100%抑える方法は見つかっていないのです。
ワイン業界では、栓を抜くまで発見できないと言われていて困った問題とされているのです。
ブショネ以外にも、酵母や酵母菌の影響を受けて異臭が発生することもあります。
どちらの場合もあまり気にならない程度のものから絶対に飲めない臭いのものまで状態は様々です。
また、一度開封をしてしまったことで酸化が進み、そのまま飲むにはおいしくなくなってしまっていることも…。
どちらの場合も、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。そんなときのワインのおすすめ活用方法があります。
お店に相談してみましょう
開封したらブショネが発生していた…!なんて残念なときは、購入したお店や輸入会社に相談してみましょう。場合によっては、相応の対応をしてもらえることもあります。
料理に使ってみましょう

飲みきれず酸化が進んでしまった場合など、そのまま飲むにはちょっと風味が落ちているけれど、捨てるにはもったいない…という時は、料理に使ってみましょう。
赤ワインは酸性なため、お肉を柔らかくジューシーに仕上げてくれます。煮込み料理やビーフシチューなど、お肉料理との相性がとてもいいです。家庭でもつくれる料理としてこんなのはいかがでしょうか。
・牛ヒレ肉ステーキの赤ワインソース
・ローストビーフ
・牛肉の赤ワインソース煮込み
・きのこのデミグラスハンバーグ
・牛すじの赤ワイン煮込み など
白ワインは、ボンゴレビアンコやアクアパッツァ、白ワイン蒸しなど魚介類を使ったメニュとの相性がぴったりです。家庭でできる料理として、こんな料理があります。
・アクアパッツァ
・シュクメルリ
・ハマグリ(あさり)の白ワイン蒸し
・野菜のピクルス
・魚介のクリームパスタ など
料理に加えることでコクとうま味を増してくれるため、隠し味としてつかうのもおすすめです。1/3に煮詰めたワインをブロック状に冷凍して、煮物やスープにすぐにつかえるようにストックしておくのもおすすめです。
ワインビネガーをつくってみましょう

あると便利だけどわざわざ買うほど出番はない…というときは、あまったワインで作ってしまいましょう。
ワインは常温で放置するといずれ酢になります。酢酸菌を増やすため市販のお酢があればOKです。煮沸消毒した瓶の保存容器などにワイン:酢を6:4の割合で混ぜて冷暗所に保存しておきましょう。2~3か月程度で出来上がります。
つくるときの注意としては、冷蔵庫は温度が低すぎて発酵が進まないのでNGです。空気に触れるように、ギリギリまで液体を入れずに余裕を持つようにしましょう。
また、匂いや味が明らかにおかしい場合は、腐敗してしまった可能性もあるので使用しないようにしてくださいね。
ワインだけでワインビネガーをつくることもできますが、こちらは通気性のよい紙で蓋をし、半年~2年まつ必要があるとのことです。
保管や機関を考えると、ご家庭でつくる場合はお酢を使うほうがやりやすいですね。
ワインソルトを作ってみましょう

ワインソルトがある食卓ってオシャレですよね。ワインがあまったなら、作ってみてはいかがでしょうか。
ワイン100㎖に対して塩50gの割合でつくります。フライパンでワインをひと煮立ちさせたら塩を加えて、焦がさないように弱火でまぜます。塩がサラサラになったら出来上がりです。一工夫することで、食卓が一気におしゃれになりますね。
赤ワインソルトはお肉料理に、白ワインソルトは魚介類の料理につかうと素材の味を引き立ててくれますよ。
王道のカクテルにしてみましょう

ワインを使ったカクテルはたくさんあります。そのままでは飲みにくいものも、カクテルにすることで飲みやすくなります。お酒のまま最後まで楽しみたい場合は、王道ですが、カクテルにするのがおすすめです。
思い切って捨てましょう
明らかに味や風味がおかしい場合は、思い切って捨てましょう。あまりにも劣化が進んでしまった場合は、料理やカクテルにしても、隠し味のつもりだったのに料理などがおいしくなくなってしまうこともあります。やめておいた方がいいと思ったときは、その直感に従って処分が一番です。
同じ失敗を繰り返さないように、次は正しい保存方法で保管したり、開封後は早めに使うなどしてください。
おいしく飲むには期限がある!
ワインには賞味期限はありませんが、いつまでもおいしく飲めるというわけではありません。また、保存状態に限らずブショネが発生したものを引き当ててしまうこともあります。
どのワインも丹精こめて作られたものなので、捨てるほど劣化が進んでしまう前においしくいただいたり、料理につかったり工夫をして飲みきりたいですね!
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