飲みながらの小話にも!ワインの作り方って知ってる?

いつもおいしく楽しく飲んでいるワインですが、作り方を知っていますか?じつは、ワインは日本酒やビールなどのほかのお酒に比べると、工程はとてもシンプルなんです。どうやって作られているかを知ると、作り手の思いなども感じられるような気がしてよりお酒を楽しめるような気がしますよね!作り方をしって、今度ワインを飲むときには背景も一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

ワインの定義は?

そもそも、ワインの定義とはなんでしょうか?ワインの一般的な定義ですが、果物の果汁を発酵させてつくったアルコール飲料を、「ワイン」と呼びます。ブドウを原料としたものがもっとも一般的ですが、ブドウ以外からもワインは作られています。ブドウは世界の各地域でつくられていますが、栽培に適さない地域では野イチゴなどのベリー類からワインが作られているんです。

ワインのように、原料のアルコール発酵によってつくられるお酒のことを醸造酒といいます。醸造酒は、比較的アルコール度数が低いのが特徴です。蒸留酒は20度以上で40度前後のものが多いのに比べて、醸造酒は20度以下のものがほどんどです。例えば、ワインは8~15度、ビールが5度前後、日本酒が15度前後のものが主流です。なぜアルコール度数が低いのかというと、発酵を司る酵母の生物としてのアルコール耐性上限がだいたい20度以下だからです。つまり、アルコール度数が15~20度に達した時点で酵母が死滅または活動停止となり発酵が止まってしまうため、それ以上のアルコール度数にはならないのです。

おまけですが、お酒は、醸造酒・蒸留酒・混成酒の3つに大きく分類されます。

蒸留酒とは、醸造酒を蒸留してつくられるお酒をいいます。一度熱して気体化させたアルコールの蒸気を、冷やして再び液体に戻します。そうすることでより強いアルコール度数のお酒をつくることができます。また高いアルコール度数のおかげで細菌が繁殖しにくくなります。

最後に混成酒ですが、これは醸造酒や蒸留酒にハーブやナッツ、スパイスなどの果実や香味、糖類を加えて作るお酒です。甘みをもつものが多く、リキュールとも呼ばれています。ワインの一種である、アロマタイズドワインも混成酒の一種です。

ワインってどうやってつくるの?

ワインの原料は基本的にはブドウの果実だけでOKです!作り方は、そのブドウをアルコール発酵するだけ!

先ほども記載したように、醸造酒は原料のアルコール発酵によってつくられるため、原料のブドウだけあればOKなのです。ワインの場合、ビールや日本酒のように水を足す必要もありません。アルコール発酵を司る酵母はブドウの果皮やワイナリーの空気中にも育成しているので、これも追加する必要はないのです。製法も、原料であるブドウ果汁に豊富に糖分が含まれているため、ビールや日本酒などの穀物主では必要な糖化という工程も必要ありません。

おいしい・まずいを別にすれば、くだものさえあればアルコール発酵させるだけでだれでもワインをつくれてしまうんです。

材料も工程もシンプルだからこそ、材料となるブドウの育成、製造中の管理が腕の見せどころとなります。

赤ワイン・白ワインの作り方の違いは?

赤ワインと白ワインはつくり方の違いで分類されます。

まず、赤ワインは原料の黒ブドウを果汁だけでなく果皮や種を一緒にタンクに入れ、アルコール発酵させます。このときに、果皮や種から色素や渋み、香りが抽出されます。アルコール発酵とこの抽出が完了したら、乳酸菌により酸味を和らげる発酵を行います。発酵が完了したら、樽やタンクで熟成させます。

白ワインは、ブドウの果汁のみを使用します。果汁の上澄みに酵母を加え、アルコール発酵させます。

炭酸はどこからやっていくるんだ?と疑問に思うスパークリングワインですが、こちらは2種類の作り方があります。

1つは糖分と酵母を加えて二次発酵させて生じた炭酸ガスを瓶内に封じ込める方法、もう1つは炭酸ガスをワインに直接吹き込む方法の2種類になります。

女性に人気のロゼワインは、赤ワインと白ワインを混ぜて作られているわけではありません。これはシャンパーニュを除きEUでは禁止されています。ではどのように作られているかというと、赤ワイン用の黒ブドウの果汁だけを発酵させてつくったり、黒ブドウの果汁や果皮、種から渋みや色味を抽出した際に上澄みの果汁のみを発酵させるなどのやり方があります。

最近注目を浴びているオレンジワインは、原料に白ブドウを使いながら、果皮や種を一緒に付け込んで発酵してつくります。ちなみに、オレンジワインという名称は2000年代になってから登場しましたが、その製法自体は古くから存在します。一説によると、世界で最古のワインの作り方ともいわれているそうです。

ワインは自宅でもつくれるの?

材料も普通の生活のなかで手に入れられるものだし、ワインを自宅で作れるんじゃない!?自宅で梅酒つけているおばあちゃんとかいるし、赤ワインや白ワインなら自分でもつくれるのでは?なんて思ってしまいますよね。

みなさんもご存知だとは思いますが、お酒には税金がかかっていて、そこには法律があります。お酒には酒税法という法律があり、違法になるもの、ならないものが細かく決められているため、自由につくっていいわけではないのです。

結論からいうと、ワインを自宅でつくるのは禁止となっており、つくってしまうと違法行為になります。

関係ある部分のみを抜粋すると、まず、「作ったお酒すべてに税金をかける」という内容があります。ここだけを読むと、おばあちゃんの梅酒をはじめ、家庭でつくる果実酒は全て違法行為になってしまいそうですが、1部例外があります。その内容とは、「家庭で自分が飲むために果実酒を作る場合においては、例外として無許可でお酒を作ってもよい」という例外的な許可が出されているからです。また、その例外の許可が認められるための条件が3つあります。

・果実を漬け込む酒のアルコール度数が「20%以上」であること
・米、麦、あわ等の穀物を漬け込まない
・ぶどう・山ぶどうなどのぶどう類は使用禁止

ワインを作ろうと思うと許可が認められるための条件をクリアできないため、違法となります。
ちなみに、どうしても作ってみたい場合、アルコール度数が1%未満のワインなら醸造は可能です。日本ではアルコール分は1%以上のものをお酒といいます。つまり、1%未満であればお酒ではないため、ぶどうを使って家庭で自分が飲むためにつくっても違法行為にはならないのです。

余談ですが、ワインやビールを自宅でつくれる自作キットが売られていますが、こちらもアルコール度数が1%以上にならないように作り方が説明書に記載されています。

自分で作ってみたいという方は、販売をするしないに関わらず酒税法違反になることはあるので、気を付けながら自己責任で楽しんでくださいね!

シンプルな材料にシンプルな工程だからこそ、奥が深いワイン。製造工程や作り手の思いまで想像すると、より深味が増してワインを楽しめますよね。つぎにワインを手に取るときには、作り方などぜひ背景も感じてみてくださいね!

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