ワインの知識が豊富なのってなんだか大人でかっこいいですよね。華のある職業で、1度は憧れたり興味をもったりしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、ソムリエの資格試験の内容や、業務内容、年収などの実態は知らない方の方が多いのでは!?今日はそんなソムリエについてまとめていきたいと思います。
ソムリエってどんな職業?
ソムリエとは、レストランでお客様の相談を受け、オーダーした料理や、お客様の嗜好、予算、季節、雰囲気などを考慮して最も良く合うワインを選定し、提供するホールスタッフのことをいいます。ワインに関して幅広く深い知識が必要なのはもちろんのこと、料理に関する様々な知識や高度な接客技術も必要になってくる総合的な技術を必要とするお仕事です。お客様から見えないところでは、ワインなどのお店で提供する飲料の仕入れや保管管理なども行っています。
ソムリエがいるお店といえば高級レストランのイメージがありますが、活躍の場は予想以上にとても広いです。
なぜなら、ワインを扱っているお店であれば、ワインに関する豊富な知識を持っている人材を欲しがっているお店はたくさんあるからです。
ソムリエってどんな資格?

ワインを飲む習慣のある国には、世界中どこの国にもソムリエの資格があります。フランスやイタリアなどのように国家資格になっている国もあれば、日本のように民間団体による認定資格の国もあります。
現在の日本では、2つの民間団体がソムリエ資格の認定を行っています。
・日本ソムリエ協会認定資格「ソムリエ」
ソムリエの資格といえば、こちらがメインとなるでしょう。1969年に発足した一般社団法人日本ソムリエ協会が1985年から認定しているもので、受験するには飲食店など酒類を提供するサービス、もしくは酒類の流通、コンサルタント業に3年以上携わり、試験当日に現職である必要があります。
勤務期間が3年に満たない場合、ワインエキスパートという資格をとることが可能です。
日本ソムリエ協会は国際ソムリエ協会にも加盟しているため、業界での知名度やパスポートとしての取得であれば、こちらがおすすめです。
つぎにでてくる全日本ソムリエ連盟認定資格の取得者の10倍以上にもなり、日本でのソムリエ資格といえばこちらがスタンダードだといえるでしょう。
・全日本ソムリエ連盟認定資格「ソムリエ」
もうひとつのは、NPO法人に属する全日本ソムリエ連盟が認定しているものです。こちらの受験資格は申込時に満20歳以上であることのみなので、業務経験が3年未満で日本ソムリエ協会認定「ソムリエ」の受験資格がない方でも受けることができます。
ソムリエの資格を手に入れるためには、世界中のワインについて幅広く学び、その知識を習得することが求められます。日ごろの業務で扱っているワインのみならず、世界中のワインの特徴や品質について鑑定・表現できる資格となるためちょっとワインをかじっただけでは到底取得できない資格になります。だからこそ、認定バッジにはお客様だけでなく、同業者からも絶大な信頼を勝ち取る力があるのです。
資格試験の難易度は?

さきほどもふれたように、世界中のワインについての知識と、それを鑑定・表現できるだけの経験値がないと合格できないため、とても難易度が高い試験といえるでしょう。
日本のワイン業界でスタンダードとなっている日本ソムリエ協会認定のソムリエ資格試験は年に1回のみ、夏から秋にかけて行われます。知識を問われる筆記の1次試験から始まり、実技の2次試験、3次試験があります。
まずは一次試験として、筆記試験があります。こちらは毎年協会から発行される公式テキストで学ぶことができます。こちらは非常に難易度が高く、仕事で身につくレベルの知識では到底足りません。暗記がほとんどで、しっかりと試験対策の暗記学習をしてはじめて解けるような問題がほとんどです。
この一次試験の合格率は例年50%未満で、半数以上の受験者が不合格になることから、それなりに難易度が高いことがうかがえます。
1次試験に合格すると、2次試験では実際にワインを使った実技へと移ります。銘柄がわからない状態でテイスティングをし、その特徴や素性を答えるというものです。日ごろからワインを試飲していればわかるものではなく、専門的なテイスティング技術が求められます。さらに、テイスティングしたワインにあう料理とその理由を論述する問題もあり、ワインの知識だけでは乗り切れないものとなっています。かなり高度なスキルが求められる試験ですが、合格点が低めに設定されていることもあり、二次試験単体での合格率は80%前後だそうです。
最後の3次試験ですが、こちらはサーブする際の実技となります。お客様へのサービスの一連の流れの試験なため、事前に練習をしていれば、かなり高確率で通過することができます。実際に3次試験単体の合格率は90%前後とのことで、事前準備をしていれば問題ないことがうかがえます。
3つの試験すべての合格率は、例年30%未満となっており、3人に1人が合格できるかできないかという狭き門です。ソムリエの認定資格はかなり難易度が高い資格であり、信頼して相談できる資格といえますね。
年収や忙しさなど実態は?

ソムリエの資格を活かして働くとなると、飲食店での仕事がメインとなってきます。様々な業態の飲食店やバー、高級レストランなど多岐にわたり活躍の場があります。また、いまの日本ではどこも飲食店は求人難なため、売り手市場と言われています。高級レストラン以外で働く場合、料理と飲料のサービスをはじめ分業になっていないことがふつうなため、ソムリエをしながらほかの経験をつむこともできます。
ソムリエの年収は300万円~600万円程度と言われています。かなり難しい資格ではありますが、普通のサラリーマンと同じくらいの年収です。キャリアアップや年収を上げる方法としては、グレードの高いお店に転職したり、各種コンクールで上位入賞したりすることで知名度を上げていくことでできます。入賞を繰り返すことで、年収が1000万円のソムリエもいるそうです。
知名度が上がると、飲食店のコンサルティングや講演、メディア出演や出版など、知識と経験を活かした別の仕事をできる機会も増え、新しいキャリアを築くことができます。そうなってくると、有資格者というわかりやすさは大きな武器になってきます。
レストランでワインの知識を活かしていいサービスをするだけでなく、いろんな活かし方があると思うと、ソムリエってかなりおもしろい仕事なのではないでしょうか。
スタートラインはみんな同じなのも、結果は自分次第なのでおもしろいと思いました。お酒は20歳になってからなので、スポーツのように物心ついたときにはもうふれていた、ということはありません。
資格をとるのは簡単ではありませんが、かっこよさだけでなく、その先にかなり夢のあるのがソムリエの仕事です。ワインへの情熱は誰にも負けない!この思いを仕事に活かしたい!という方はチャレンジしてはいかがでしょうか。
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